サステナブル・シーフード

MSC・ASCラベルは、「サステナブル・シーフード」の証です。未来にも魚を食べ続けていくことができるように、魚の獲り過ぎや、自然を傷つけない方法で獲られたMSC・ASCのラベルが付いた「サステナブル・シーフード」を選びませんか?

ASC認証を取得している日本国内の養殖場

宮城県漁協志津川支所戸倉

ASC戸倉カキ養殖

【認証取得年:2016年】
2016年3月、宮城県漁業共同組合志津川支所の戸倉事務所が手掛けるカキ養殖が、日本で初めてのASCの漁業認証を取得しました。認証取得後、数年経過しての報告によると、以下のような変化が見られました。

  • 生産密度の見直し飼育時期の短縮
  • 品質向上に伴う価格の向上
  • 生産者としての意識の変化
  • 研究機関との連携
  • 労働条件の向上と労働時間の短縮
  • 若い世代が生産現場に増加

黒瀬水産株式会社

【認証取得年:2017年】
日本水産株式会社の連結子会社である黒瀬水産株式会社が、2017年12月16日付で、世界で初めてブリのASC認証を取得しました。また、黒瀬水産では、ASC認証の養殖魚を出荷するため、2017年11月30日付で同社の加工場についてCoC認証も取得しました。宮崎県の串間養殖場と延岡養殖場漁場また、鹿児島県内之浦養殖場の3つの養殖場で認証を取得しています。
正方形の生け簀を使用しており、生け簀は、海面下数メートルのところに留まるように設計されています。給餌などのため浮遊タンクに空気を充填することによって持ち上げられます。魚の大きさに応じて、2種類のサイズのスチールネットといくつかのサイズのナイロンネットが使用されています。魚は生け簀あたり約5,000匹おさめられ、収穫まで約2年間養殖されます。収穫の体重は3.5~5kgです。黒瀬は、年間約8000トンのブリを生産しています。


グローバル・オーシャン・ワークス(GOW)と福山養殖

【認証取得年:2017年】
養殖場は鹿児島県錦江湾に位置し、錦江湾全体と比較すると非常に限られた面積を占めています。
認証を取得しているのはグローバル・オーシャン・ワークスの協力の下で管理されている福山養殖のブリ養殖場です。ブリのモジャコの受け入れから、育成、水揚げ、加工場への搬送までが含まれます。養殖場は福山養殖によって運営されています。グローバル・オーシャン・ワークスは福山養殖をサポートしており、またグローバル・オーシャン・ワークスの持つ工場で養殖されたブリを加工しています。この工場は別途CoC認証を取得しています。
福山養殖は1953年に設立されました。現在社長1人、従業員2人の計3人で管理されており、霧島市福山町では唯一の養殖業者です。そのため水質は概ね良好です。福山養殖では区画漁業権により合計最大20生簀での生産が認められていますが、現在は合計11生簀を使用しています。


アクアファーム(マルハニチログループ)

【認証取得年:2018年】
2018年4月、マルハニチログループのアクアファーム(大分県)がブリASC認証を取得しました。アクアファームは1991年に設立され、ブリを40万尾養殖しています。養殖されたブリは、マルハニチロの他のグループ会社の加工場まで運搬され、加工されます。


株式会社ユーグレナ

【認証取得年:2019年】
2019年1月、株式会社ユーグレナが八重山殖産株式会社と沖縄県石垣島で生産する、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)とヤエヤマクロレラが「ASC-MSC 海藻(藻類)認証」を世界で初めて取得しました。
「ASC-MSC海藻(藻類)認証」は、それまでMSC認証、ASC認証ともに対象外だった海藻(藻類)の持続可能で環境に配慮した栽培を認証するために、ASCとMSCが2018年3月に初の共同策定基準として定めた認証です。
微細藻類ユーグレナは、植物と動物の両方の特徴を持ち、ビタミン類やミネラルなど豊富な種類の栄養素をバランス良く含む藻の一種です。ヤエヤマクロレラは、八重山殖産が手がけている、石垣島で採取したクロレラ株です。植物と同じく光合成をして成長します。代表商品は健康食品、サプリ、化粧品などですがジェット燃料の開発も進めています。


宮城県漁協石巻地区支所、石巻東部支所、石巻湾支所

【認証取得年:2018年】
2018年4月に、宮城県漁協石巻地区支所、石巻東部支所、石巻湾支所の3支所がASC認証を取得し、国内第2位の生産を誇る宮城県の過半数を超える量が認証のカキとなりました。この地域では「延縄式垂下法」によりカキが養殖されています。


東町漁業協同組合

【認証取得年:2019年】
2019年6月18日に、ブリを生産する漁協組合としては初のASC認証を取得しました。東町漁業協同組合は昭和24年に設立されました。正組合員数は約370、准組合員数は約250で、組合全体でのブリの生産尾数は年間約230万尾です。1尾4.5kg程度のサイズまで育て、出荷します。組合が管轄するブリ漁場は大きくまとめて一つの海域であり、一漁場と考えています。この中に、細かく区分分けされた漁業区画が全部で32区画あります。
今回ASCの対象となる生簀は2台であり、2生産者が1台ずつ管理しています。2018年9月1日から5年間の漁業権が付与されています。
モジャコはそれぞれ約8,000尾ずつから飼育を開始し、1年余りから1年半で出荷します。出荷サイズは4.5kgが目標で、季節により3~5kg程度の幅で変動します。


有限会社奄美養魚

奄美漁業

【認証取得年:2019年】
マルハニチロ株式会社の連結子会社である有限会社奄美養魚(所在地:鹿児島県大島郡瀬戸内町)が、2019年7月25日付で、カンパチの養殖においてASC認証を取得しました。今回、カンパチにおけるASC認証の取得は、第1号、世界初となります。2018年4月にマルハニチロの子会社、アクアファーム(大分県佐伯市上浦)においてブリの認証を取得しており、グループとしては2つ目の養殖場となります。
養殖場はマルハニチロの監督の下、奄美養魚によって管理されています。 奄美養魚は1977年に設立され、本店ではマグロ2万尾、カンパチ20万尾を養殖しています。この地域は冬の最低水温が20℃以上と温暖であり、潮通しがいいいため、水質は概ね良好で、養殖に適した地となっています。
養殖されたカンパチは、マルハニチロの他のグループ会社の加工場まで運搬され、加工されます。マルハニチロでは「責任ある養殖」によって生産されたASC認証商品の取扱い拡大に取り組んでおり、今後さらなる飼料の改善・環境への配慮を行うことで、持続的でよりおいしい水産物の提供を進めています。


日本サーモンファーム株式会社

第8永盛丸

【認証取得年:2019年】
青森県今別町に拠点とする日本サーモンファーム株式会社が、日本で初めてASCサケ基準の認証を2019年12月9日に取得しました。日本サーモンファームは、青森県青森市に位置するオカムラ食品工業株式会社のグループ会社として、2017年6月に設立されました。
現在、青森県深浦町に深浦スモルトステーション(中間育成場)と深浦養殖場、今別町に今別養殖場を有してサーモン養殖(ニジマス)事業を行っています。今別養殖場では、2017年に試験操業を開始し、生簀の規模、数ともに拡大しています。深浦スモルトステーションから11月にスモルトを受け入れ、海水に馴致させたのち、海面の生簀で育成し、4月頃に成長したものから順次水揚げをして出荷します。


遊佐試験場

ASC遊佐試験場

【認証取得年:2020年】
マルハニチロ株式会社、株式会社キッツ、水産研究・教育機構、山形県農林水産部、JXTGエネルギー株式会社、JX ANCI株式会社、香川高等専門学校の「産・官・学」共同で取り組む事業が山形県遊佐町の陸上養殖施設で生産するサクラマス(Oncorhynchus masou)で、「ASCサーモン認証」を2020年3月に取得しました。陸上養殖システムとしてのASC認証は国内で初となります。
施設は輸出競争力を持つ新たな国産ブランド魚の開発コンソーシアムとして2017年から 稼働し、審査によって環境と社会に配慮した養殖施設であることが証明されました。


株式会社FRDジャパン

ASC_FRDジャパン

【認証取得年:2020年】
株式会社FRDジャパンでは、2018年より千葉県木更津市において独自の完全閉鎖循環濾過システムを使ったサーモントラウト養殖を開始し、2019年5月より出荷も行っています。2020年5月14日にはASCサケ基準認証も取得しました。埼玉県に所有するさいたま種苗生産プラントで180~200gまで育成を行い、木更津プラントに輸送した種苗を使って3kgサイズの成魚生産を行っています。


株式会社マルキン

ASCマルキン

【認証取得年:2020年】
宮城県女川でギンザケの養殖加工業を行う株式会社マルキンが、日本で初めてギンザケのASC認証を2020年6月5日に取得しました。一般社団法人Fisherman Japan、Ocean Outcomes日本支部(現:株式会社シーフードレガシーと合併)と2017年に開始した日本初のAIPを実施したのちに、ASC認証取得に至りました。
AIP (Aquaculture Improvement Project:養殖業改善プロジェクト)とは、責任のある養殖業を実現するための世界的に行われているプロジェクトの一つで、本AIPは日本における初の事例として2017年に発足しました。


株式会社ダイニチ

ASCダイニチ

【認証取得年:2020年】
株式会社ダイニチとダイニチ関連養殖会社の株式会社内海水産が愛媛県宇和島市で生産するマダイが、2020年6月29日、世界初となるASC認証を取得しました。ダイニチの玉留一代表取締役社長は「今後は当社の水産加工場である海南シーフードセンター(和歌山県海南市)でASCの加工流通認証(CoC)を取得し、国内外の販売先と共に少しでもSDGs活動を進めていくよう努力していきたい」と述べています。



(2020年9月現在)